健康サポート薬局に認定されるための要件とは

調剤薬だけでなく、市販薬・サプリメント・食事など健康に関するさまざまな相談ができる健康サポート薬局をご存じでしょうか。
健康サポート薬局の認定を受けるには通常の調剤薬局の機能に加え、地域の連携体制や研修などの要件を満たす必要があります。
今回は、健康サポート薬局に認定されるための要件についてお話しします。

健康サポート薬局になるためには

要件を満たす

健康サポート薬局に認定されるためには、厚生労働省が定める要件を満たさなければなりません。
・基本的な薬局としての機能：薬の管理や服薬指導に加え、在宅対応やかかりつけ医との連携が必要
・地域との連携体制：かかりつけ医やその他医療機関などと連携し、必要な場合は受診を勧める体制
・資質確保と設備の設置：経験豊富な薬剤師が常駐していることと、パーテーションで区切る等の設備がある
・健康サポートの掲示や表示：安心して利用できるよう薬局内外への認定表示や、健康に関するポスター等の掲示
・一定した開局時間がある：地域の方が相談しやすいように、一定して8時間以上開局している
・指導が必要なものを供給：指導が必要な医薬品や衛生・介護用品などが供給できる機能がある

健康サポート薬局研修を受講・修了する

薬局において5年以上の実務経験がある人が受講できる研修で、研修の内容は技能取得型・知識習得型の2パターンあります。
両方の研修を受講したうえで受講証明書を認定機関に提出し、修了証を取得しなければなりません。

まとめ

健康サポート薬局に認定されるためには、さまざまな要件を満たし研修を受講後修了する必要があります。
認定後は調剤薬だけではなく供給できるものの幅も広がり、地域の方々との信頼を深めるきっかけにもなるでしょう。
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