居宅療養管理指導と在宅患者訪問薬剤管理指導の違いについて

居宅療養管理指導と在宅患者訪問薬剤管理指導の違いについて、ご存じでしょうか？
いずれも定期的に通院できない方を訪問し、さまざまな指導を行うサービスのことを指します。
適切なサービスを受けるために、それぞれの基本的な内容と異なる点を確認しておきましょう。

居宅療養管理指導と在宅患者訪問薬剤管理指導の違い

この2つの制度において大きく異なる点は、使用する保険とサービスを受ける対象者の違いです。
ではそれぞれの制度について、詳しく説明いたします。

居宅療養管理指導

居宅療養管理指導は、介護保険に分類されます。
医療従事者が通院できない方の自宅や入居している施設を訪ね、安心して日常生活を送れるよう支援・指導を行います。
対象となるのは、介護保険のサービスを利用できる65歳以上の方で、かつ要介護1以上の認定を受けている方です。

在宅患者訪問薬剤管理指導

在宅患者訪問薬剤管理指導は、医療保険に分類されます。
こちらは主に、自宅で療養している通院が困難な方に対して薬剤師が行う支援・指導です。
サービスの提供には、処方医の指示に基づいた薬学的な管理計画や医師への情報提供を行う必要があります。
サービスを受けられるのは、要介護認定を受けていない方が対象です。

まとめ

居宅療養管理指導は介護保険に基づく制度で、在宅療養者や介護施設の入居者で、かつ要介護1以上の認定を受けている方に対するサービスです。
在宅患者訪問薬剤管理指導は医療保険に基づく制度で、在宅療養者のうち要介護認定を受けていない方に対するサービスです。
西東京市にある『有限会社石井薬局』では、処方箋受付だけでなくご自宅へ訪問して行う服薬指導なども行っております。
通院が難しくお困りの際は、お気軽にご相談ください。