リフィル処方箋とはどんなもの?
2024/08/22
病院へ行き薬を処方される場合、処方箋をもらうのが一般的です。
この際「リフィル処方箋」というものを渡される場合があります。
今回の記事では、このリフィル処方箋とはどのようなものなのかご紹介します。
リフィル処方箋とは
今までの処方箋は、医師の診察を受けたうえで決められた日数分の薬を処方してもらえるものでした。
これに対しリフィル処方箋は、1回の処方箋で一定期間内かつ3回以内なら医師の診断なしで薬の処方をしてもらえる処方箋です。
症状が安定している慢性疾患の方の薬や、長期にわたり安定した服用が求められるものに対して使用されています。
リフィル処方箋のメリット
通院する負担が減る
病気やケガなどで通院する際、体調がすぐれない・長時間待つのがつらいという場合もあります。
このような場合でも、リフィル処方箋であれば医師の診断を受ける必要がないため、通院の負担を減らすことが可能です。
医療費の削減
処方箋を受け取るための受診回数が減るため、その分の医療費を減らすことが可能です。
薬剤師が服薬状況を確認したうえで次回の処方日を示してくれるため、交通費の削減にもつながります。
リフィル処方箋のデメリット
健康状態の確認不足
リフィル処方箋での投薬では、基本薬剤師による薬のチェックだけになります。
医師が健康状態を確認しないため、病状の変化を把握しづらくなるという点に注意が必要です。
転売の恐れ
医師の診察がなくても処方してもらえることから、心理的ハードルが低くなり転売に悪用されてしまう恐れがあります。
処方薬の転売や譲渡は薬機法違反になるうえ、健康被害につながる恐れもあるため決して行わないようにしましょう。
まとめ
リフィル処方箋とは、医師の診察を受けなくても薬を処方してもらえる処方箋のことです。
症状が安定している慢性疾患を抱える方や、長期にわたり安定した薬の服用が求められる方が対象です。
通院負担の軽減や医療費の削減が期待できますが、誰でも処方されるわけではない点に注意しましょう。